ウィルスとは

■ コンピュータウィルスはプログラムです

ウィルスの話を始める前に、一つ大切なことがあります。それは、「コンピュータウィルスは、プログラムである」ということです。

コンピュータウィルスは、生物ウィルスのように有機質なものではありません。ですから、触っただけで人間にも感染してしまうとか、自らの意志で不規則に活動したりはしません。

パソコン利用者を驚かしたり、困らせたりするために心無いプログラマによって作成されたプログラムです。結果的にその悪質な動作が、生物ウィルスに似ていることからコンピュータウィルスと呼ばれるようになりました。

このことは、今後、コンピュータウィルスの症状、感染、潜伏、発病などの各構造を理解したり、その対策方法を取得するための原点となります。

 

■ おかしいな?と思ったら先ずウィルス検査

最近どうもパソコンのスピードが遅いとか、よくハングアップするとか、見たこともないメッセージがモニターに表示されるとか、保存したファイルやよく実行するプログラムが無くなってしまった、とかいう経験がないですか。

現在のパソコンは、使い易くなったとは言え、初心者から上級者までの要望を満足させるために、内部的にソフトウェアもハードウェアも大変複雑なものになってきています。このようなパソコンのトラブルは、だれもが経験することです。パソコンのトラブルが起こった場合に考えられる大きな原因として、3つのことがあげられます。
 1.ハードウェアのトラブル
 2.ソフトウェアのトラブル
 3.ウィルスによるトラブルです。

 

3.のウィルスによるトラブルは、従来フロッピーディスク等の媒体から感染していたウィルスが、最近では、インターネットの普及によって、電子メールの添付ファイルなどのネットワークを介して感染するケースが大変増えてきました。ウィルス自身が自動的に電子メールを他の人に送ったり、またその破壊的な行為で利用者の被害の拡大が社会問題化しているほどです。

ウィルス対策ソフト(ワクチンソフト)を使用すれば、ウィルスによるトラブルかどうかが簡単に分かります。パソコンを使用していて「おかしいな?」と思ったら、先ずウィルスチェックを試みて下さい。

ハードウェアやソフトウェアのトラブルを発見したり、解決することは、大変時間もかかりますし、難しいことです。ましてや、それがウィルスによる問題なら、ハードウェアやソフトウェアを新しいものに交換したとしても解決できません。また、ウィルスが発病してしまい、パソコンに保存された全てのデータが壊されてしまうなど手後れになることもあります。

 

■ ウィルスの感染症状は、パソコンのトラブルに似ている

ウィルスによる被害は、先に説明したように、ハードウェアやソフトウェアによるトラブルに似ています。むしろ、似ているようにウィルス作成者が作っていると言った方が正しいと言えます。

パソコン利用者に気付かれないように感染(ウィルスが侵入すること)し、発病(何らかの被害を起こすこと)します。その方が、ウィルスをできる限り増殖(ウィルスが自分自身をコピーして仲間を増やすこと)させることができるためです。

それぞれのウィルスによって、その症状は千差万別です。最初に述べたようにウィルスはプログラムですから、ハードウェアを物理的に壊してしまったり、燃やしてしまったりすることはできません。プログラムとして可能な範囲でさまざまな症状を見せます。

下記は、ウィルスの一般的な症状や発病例ですが、日頃からワクチンソフトでチェックしていれば、ウィルス感染を防止することが可能です。しかし、パソコンを使用していて、万一このような症状に遭遇してもあわてないで、先ず直ちにウィルスチェックをして、その原因がウィルスによるものか判断して下さい。手遅れになる前に正しくウィルスを駆除すれば、最悪な状態だけは回避できます。

・コンピュータの動作速度が遅くなる。
・メモリが不足する。
・画面上にメッセージやグラフックが表示される。
・画面上のテキストやグラフィックが崩れる。
・ディスクのデータが破壊される。
・プログラムファイルのサイズが大きくなる。
・プログラムが実行できなくなる。
・ファイルが削除される。
・キーボートからの入力がおかしくなる。
・システムスピーカから音が鳴り出す。
・ハードウェアの基本設定がリセットされる。あるいは、おかしくなる。
等々
発病の一例を、次のウィルスの種類で紹介しておりますので参照して下さい。